
阪神タイガースの親会社の阪急阪神ホールディングスの第187回定時株主総会が17日、大阪市北区で開かれた。開会時点での参加者は1512人。
タイガースに関する熱い叱咤(しった)や珍提案が飛び出すことでも知られる。
株主から「また甲子園のことだが、ライトスタンドをラッキーゾーンというか、もう少し(グラウンドを)せばめてもらって、座席数を増やしたらもっとお客さんが入るのではないでしょうか。そして今、左バッターが全然ホームランが入らない。今、佐藤(輝明)選手がいるが、メジャーに行ったらまた小粒な選手しか出ないのではないか」という質問があった。
昨オフの契約更改で阪神佐藤輝明内野手(26)が特設フェンス「ラッキーゾーン」の復活を球団に要望した。右翼方向への打球を押し戻す独特の浜風が吹くため。球団側は「今のままで」と対応した経緯がある。
常務取締役スポーツ・エンタテインメント事業本部長の上戸健司氏が応答した。
「ライトスタンドの改修についてのご意見ですが、貴重なご意見として承ります。私も試合を見ていて、佐藤選手の『いったかな』と思う当たりが、風で戻されたり、あることはあるんですけど、投手力を中心に守備力を鍛えて、1発に頼らないようなチーム編成で試合を行っておりますので、何とぞ、ご理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします」