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ソフトバンク王会長が“長嶋茂雄賞”の創設「いずれそうなる」機運高まる「功績共有してほしい」


第31回世界少年野球秋田大会で、巨人の終身名誉監督だった長嶋茂雄氏の功績を称える「長嶋茂雄賞」の創設についての動きが活発化しています。ソフトバンクの王貞治会長は、長嶋氏の功績を次世代に引き継ぐために新たな賞の設立を支持しました。野球界では既に多くの声が上がっており、長嶋氏を敬愛する声が集まっています。同様に、「王貞治賞」の設立案も議論に上がっており、これらの賞が日本プロ野球の発展に繋がるとの期待がある。現在、NPBでは「沢村栄治賞」と「正力松太郎賞」のみが存在しますが、外野の声とともに新たな賞の導入に向けた議論が進んでいます。

第31回世界少年野球秋田大会の開催会見に出席した世界少年野球推進財団の王貞治理事長(撮影・鳥谷越直子)

6月3日に89歳で死去した「ミスタープロ野球」こと巨人長嶋茂雄終身名誉監督の功績を後世に残すべく、「長嶋茂雄賞」創設の機運が高まってきた。ソフトバンク王貞治球団会長(85)は16日、群を抜いた長嶋氏の功績を次世代と共有していく必要があるとした上で、同賞の創設について「いずれ、そうなるでしょう」と断言した。

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王会長は「寂しいね。とにかく存在が大きすぎて。あとは心の中で生き続けてもらうしかない」と言葉を絞り出した。その上で、長嶋氏の歩みを次世代へと継承する意義を強調した。「我々は、長嶋さんと共に時を過ごせて幸せだった。これからの人たちは、大谷翔平選手のような存在と一緒に、長嶋さんの功績を共有していってほしい」と語った。

すでに一部球界関係者の間では「長嶋茂雄賞」や「王貞治賞」の創設を求める声が上がっており、特に「長嶋茂雄賞」については、プロ野球元コミッショナーで22年に80歳で死去した熊崎勝彦氏も以前、インタビューで「沢村賞はピッチャーのもの。打撃でも名だたるような賞を設けたい」と構想を語っていた経緯がある。

現在のNPBでは、名前のついた賞は「沢村栄治賞」と、球界発展への貢献をたたえる「正力松太郎賞」の2つだけ。対してMLBでは、投手の「サイ・ヤング賞」、打者の「ハンク・アーロン賞」、指名打者の「エドガー・マルティネス賞」に、ポストシーズンでの活躍に贈られる「ベーブ・ルース賞」や、さらには社会貢献をたたえる「ロベルト・クレメンテ賞」など、レジェンドと連動した多彩な功労賞が存在する。

NPBでも新たな賞の創設に向けた動きが今後本格化する可能性がある。球界関係者からは「長嶋茂雄賞」を年間MVPに、「王貞治賞」を本塁打王に贈るといった案も出ている。選考基準などの詳細は今後の課題となるが、日本球界に名を残す偉人たちの功績を形として残すための議論が加速しそうだ。【鳥谷越直子】

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