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【背景】西武佐藤龍世が中日へ電撃トレード、2軍で群抜く成績も今季は一度も1軍に呼ばれぬまま


西武の佐藤龍世内野手が中日ドラゴンズへトレード移籍することが発表されました。佐藤選手は過去に不祥事で西武を離れたが、再び戻って期待される選手でした。しかし、今シーズンは2軍で好成績を収めていたものの、1軍からの呼び声はなく、その原因の一つには飛行機に乗り遅れるなどの問題がありました。西武の新体制下での競争激化の中、1軍での出場機会を得られず、最終的に他球団へのトレードが決まりました。佐藤選手は自身の「打」の能力を評価されて中日への移籍を決断しました。

西武佐藤龍世(2024年撮影)

西武は15日、佐藤龍世内野手(28)がトレードで中日へ移籍すると発表した。

過去に不祥事があり、その後、トレードで西武を離れたこともある。とはいえ再び古巣に戻ると昨年からは背番号10を付けるなど、30歳を目前に中心選手としての期待を高めていた。

ただ今季は2軍のイースタン・リーグで打率3割2分4厘、4本塁打と打ちまくっても、開幕からここまで1軍から声がかかることはなかった。広池浩司球団本部長(51)もコメントの一部で「今年はチャンスに恵まれませんでしたが…」としている。

3月、オープン戦で北海道から静岡へ移動する際、寝坊で飛行機に乗り遅れた。今季から就任した西口文也監督(52)は「寝坊したから3軍に落とした。それだけ。危機感がないというか、現状で自分がどういう立ち位置にいるのか」と首をひねって話した。

昨季は主に三塁を守った。西口監督がオフに就任し、外崎が二塁から三塁へコンバートすることがオフに決定。佐藤龍は「自分が外野も守れるようにしておけば」と契約更改の際に口にしたものの、外崎や佐藤龍らによる激しい争いも含めたチーム作りを図った新首脳陣にとって、その姿勢が物足りなく映った面もある。

球団関係者によると、寝坊によるペナルティー期間は早い段階で終わっていた。西口監督は3月下旬には3軍戦を視察し、佐藤龍とも会話をしている。

その指揮官は4月中旬、佐藤龍の昇格について「いま1軍に来ても出る場所がない」と話していた。内野では滝沢ら若手が奮闘し、ディフェンス重視の戦い方が固まりつつあった。

三塁を守る外崎が攻守で不調に陥った5月にも西口監督は「そこはみんなで話し合って」としていたが、最終的に佐藤龍の1軍昇格が決裁されることはなく、他球団からの照会が届き始めていたとされる。

1軍に呼ばれず、本人も徐々に覚悟する中で決定。この日もイースタンDeNA戦(横須賀)で4打席に立っていた。自信を持つ「打」を評価され、初めてのセ・リーグ、中日へ移る。【金子真仁】

◆佐藤龍世(さとう・りゅうせい)1997年(平9)1月15日生まれ、北海道出身。北海では甲子園出場なし。富士大では3年春に首位打者、本塁打王、同年秋に打点王。18年ドラフト7位で西武入団。19年3月29日1軍デビュー。21年8月に木村とともに公文、平沼との2対2のトレードで日本ハム移籍。22年11月に山田とのトレードで古巣に戻ってきた。通算324試合、176安打、13本塁打、67打点、打率2割2分7厘。今季推定年俸3400万円。174センチ、85キロ。右投げ右打ち。

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