
<ドジャース2-6ジャイアンツ>◇13日(日本時間14日)◇ドジャースタジアム
ドジャース山本由伸投手(26)が、4回途中5失点で5敗目(6勝)を喫した。
1回1死からアダメスに直球を右翼席は運ばれると、以降は球審の厳しい判定もあり、走者を許しながらの登板。2回は1死一、二塁のピンチを切り抜けたが、1-1の3回には3四球で満塁とすると、-1からスプリットを左翼席に運ばれ、痛恨のグランドスラムを浴びた。
山本は5回2死二塁から四球を与え、満塁弾を許したシュミットを迎えたところで降板。ジャスティン・ロブレスキ投手(24)にマウンドを譲った。
打線はジャイアンツのエース右腕ローガン・ウェブ投手(28)に7回2失点の好投を許し、救援陣からも反撃及ばず。山本は4回2/3で102球を投じ、6安打でメジャーワーストの5四球で5失点で5敗目を喫した。最速は96・9マイル(約155キロ)で、4三振を奪った。
試合前時点で防御率はリーグ3位の2・20だったが、同7位の2・64まで悪化した。
【山本の一問一答】
-ロバーツ監督は慎重になりすぎたのではと
「なかなか狙ったところに投げられず、ランナーをためてしまったので。そこで1発打たれましたけど、その前にフォアボール3つでランナーをためてしまったところが反省点かなと思います」
-普段はマウンドで表情は出さないが、今日はフラストレーションが
「点の取られ方もすごく悪かったですし、1球1球の内容も納得いくものでは全くなかったので。早く調子をなんとか戻して、いいピッチングをこうしていこうと。気持ち的にはもう切り替えようと思っていってたんですけど、なかなか修正できず。最後まであまりいいピッチングができませんでした」
-中5日で苦しんでいるか
「5日間の中ですごくいい感じに過ごせてると思いますし、そこは全く問題はないと思います」
-中6日なら1日多い分なにかできることはあるか
「あると思います。わかんないですけど、そこが問題とは思ってないです」
-球数を少なくすることは
「もちろん球数を少なく長く投げるっていうのはすごく大切ですし、1人1人としっかり対戦していくことが、そういった球数が少なく、長いイニングを投げられることにつながると思います」
-今季序盤に比べて最近は苦しんでいるが
「そうですね。どうだろうな。いいピッチングをしても反省するところはたくさんありますし、悪いピッチングの中にもいいところもありますし。毎試合すごく、なんて言うんだろう、こういった試合も次につなげて、なんとかプラスにやっていけたらなという気持ちで過ごしてます」
-最後に球速が落ちたが修正できなかった
「いろいろ試行錯誤した中で、スピードは最後ちょっと落ちてたのかわかんないですけど、いろいろ試しながら投げました」
-球審と相性が合わなかった
「それ以前に、なんて言うんだろう、自分のいい投球ができてなかったと思います。とても、力不足だなと感じます」
-前々回ホームで良くなかった時に「ズレ」という言葉を使っていた。今日は
「いろいろ理由はあると思いますし。良かったところもあるし、悪かったところもあります」
-開幕から疲れがたまってくる時期
「多少はもちろんありますけど、基本的にはすごく体調よく来られてますし。しっかり休みも取りながら、練習もたくさんしながら、充実した日々は過ごせてますし。この試合の内容が良かったり悪かったりっていうのが少し目立ってるので。より安定してチームに貢献していけるように練習をたくさんして、とにかく今日は本当にダメでしたけど、次の試合に向かって前向きにやっていけたらなと思います」