
歌手中森明菜(59)が13日、ニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」(金曜午後1時)にゲスト出演。大ヒット曲「少女A」にまつわるエピソードを語った。
明菜は82年に「スローモーション」でデビューした。その穏やかな曲調とは打って変わって、2枚目のシングル「少女A」が挑発的な楽曲となったことについて、中川家剛(54)が「抵抗はなかったですか? 急に激しい歌で」と質問すると、明菜は「ありました」と明かした。「(松本)伊代ちゃんだったり、(石川)秀美ちゃんも(堀)ちえみちゃんもみんなかわいいフリフリの“アイドル”っていう感じのお洋服で出られていたので。私もそういうのが着たかったので。女の子で、まだ16歳で」と当時の心境を振り返った。
また「次こそはかわいいふわふわの衣装を着せてもらって、かわいいお歌が来るんだと思ったら『じれったーい』って来たので。なんだこれ! って」と“憤慨”。剛が「その時は嫌だって言わなかったんですか?」と聞くと、「言いました。何でこんなんなんですか!? みんなかわいい曲歌ってるのに、何でわたしだけこんな…」と、怒りを伝えたことを明かし「今でも『生意気だ』とか『ツッパリ』だとか言われてるのに、もっと言われるじゃないですか! って」と、納得がいかなかった心境を振り返りながら苦笑した。
結局「少女A」は大ヒットした。明菜は「むくれて歌ったのが大当たりだったみたいですね」と笑った。