
<西武-阪神>◇12日◇ベルーナドーム
阪神が失策絡みで西武に追加点を許した。1点を追う3回裏1死二塁で、西武平沼が左翼へ浅い飛球を放った。森下翔太外野手(24)は前進しながら、捕球すると見せかけるフェイク動作をしながら前進。だが前に落ちた打球は大きくバウンドが変わって左方向へはね、森下が後逸してしまった。二塁走者に2点目の生還を許し、打者走者の平沼は三塁まで進塁。先発ジョン・デュプランティエ投手(30)が続く西川に右前適時打を許し、1-4と3点差をつけられた。森下には失策が記録された。
1-1の2回に西武に勝ち越しを許した場面も、拙守がきっかけになった。先頭山村の右中間への打球を右翼佐藤輝明内野手(26)が止めきれず、打球がグラブの下を抜けて後方へ点々。エラーはつかず、記録は三塁打になったが、1死三塁から長谷川に勝ち越しの左前適時打を許した。
打線の主軸を担う3、4番コンビが、ともに外野守備で精彩を欠いた。