
<全日本大学野球選手権:東海大8-1城西国際大>◇11日◇2回戦◇東京ドーム
城西国際大が初戦で敗退した。
先発の晒谷貫太投手(4年=湘南学院)が4回途中11安打8失点と打ち込まれた。2回に先制3ランを浴びると、3回にも2失点。4回にも失点してKO。序盤でリードを広げられた。
24年5月からヤクルトなどで活躍した荒木大輔氏(61)がコーチに就任。2学年先輩の佐藤孝治監督(62)が「たまたま電話をしたら、冗談半分だったのが本気になって。人手不足だったのは間違いないけど、たまたまだった」と経緯を明かす。
早実時代にバッテリーを組んで甲子園にも出場。指導者として再びコンビを組み、初めて迎えた全国大会だったが、相手打線を抑えきれず、初戦で散った。佐藤監督は「リーグ戦で勝ってきたのは晒谷のおかげ。技術的に相手が上だった」と相手打線に脱帽だった。
荒木氏の就任後から、少しずつ選手も変化してきていると佐藤監督は実感する。「大輔もコントロールで試合を作ってきた。今の大学生はアウトコースしか投げなかったところが、今日もそうだったがインコースに投げこむようになった。急に変わることはないですが、ちょっとずつ染まっていく感じ。いい影響を与えてくれている」と感謝する。
7月からはOBで元ロッテ投手の黒沢翔太氏(36)がコーチに就任する。「秋も戻ってきたい」と再びの全国舞台へ再スタートする。