
先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。セ・リーグ編。
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【阪神】石井が7日に「脳振とう特例」で出場選手登録を抹消。6日に打球を側頭部に受け救急搬送。幸い入院などには至らず自宅で静養している。順調に回復すれば10日未満でも再登録できるが復帰には慎重を期す。代替指名選手は漆原で翌8日に登録された。2軍では打撃不振で再調整中の前川が今週5試合で19打数12安打の大当たり。新人の育成捕手・嶋村が初本塁打。
【DeNA】ファーム投手陣が好調をキープしている。6日のイースタン・リーグのヤクルト戦は先発のドラ1竹田が6回1安打無失点と好投。7日の同戦はドラ4若松、ディアス、京山、石田健、佐々木、松本凌、山崎と1安打の“準ノーノーリレー”。8日の同戦も、先発小園が5回無失点に封じると、森唯、浜地、ドラ2篠木、マルセリーノで完封リレーと安定感を見せた。
【広島】先週5日ウエスタン・リーグのオリックス戦で、夫人の出産立ち会いから再来日したドミンゲスが先発。3回3安打無失点で再出発を切った。7日に負傷離脱となった佐々木に代わり、ベテラン田中が今季初昇格を果たした。指名打者制6連戦を前にした9日の入れ替えこそなかったものの、8日ウエスタン・リーグ中日戦では、林が2試合連続本塁打とアピールした。
【巨人】5日「ファーム・リーグ参加球団規程」に基づき、育成の田村をくふうハヤテに派遣することを発表した。派遣期間は6日から9月30日までとなる。田村は酒田南(山形)から22年育成ドラフト2位で巨人に入団。力強い直球が武器で、最速は159キロを誇る。今季は2軍戦に2試合に登板し、4回を投げ1勝1敗、防御率0・00の成績を残していた。
【中日】右太もも裏を痛めて離脱中の細川が7日の2軍広島戦(ナゴヤ)で実戦復帰した。二ゴロと三振で2打数無安打だったが、8日の同戦は右前打2本で2打数2安打。現在の1軍には軸となる打者がいないだけに、早期1軍復帰が期待される。8日には現役ドラフトで楽天から新加入した伊藤が今季初昇格。マルテらに疲れが見えるブルペン陣の新戦力として期待される。
【ヤクルト】上半身コンディション不良で離脱していた高橋が8日ソフトバンク戦で2カ月ぶり1軍復帰し、5回3安打無失点で2勝目を挙げた。イースタン・リーグでは、ドラフト1位右腕・中村優が4日巨人戦で7回途中10安打5失点。プロ入り後最多となる99球を投げた。開幕から唯一、先発ローテで投げ続けていた山野は7日に登板間隔を空けるため登録抹消となった。