
先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。セ・リーグ編。
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【阪神】22日に大量10人の入れ替えを断行。昇格したヘルナンデスは25日中日戦(バンテリンドーム)で6番三塁で初スタメン。来日初長打も放ち、交流戦へ向けオーダーの選択肢を増やした。5月の月間打率9分3厘と不振の前川が2軍再調整へ。勝利の方程式を担っていた桐敷が左上肢の筋疲労でリハビリ組に合流した。2軍戦で2試合14回、防御率1・29の門別が1軍合流。
【巨人】小林が今季初めて1軍に昇格した。24日ヤクルト戦(東京ドーム)から合流。精神的支柱としての役割にも期待。代わって大城卓が2軍に降格した。今季は1軍で23試合に出場し打率1割4分9厘。直近は23打席連続無安打に倒れていた。田中将は24日西武との2軍戦(Gタウン)で先発し6回6安打1失点。同戦では2軍再調整中の坂本が「2番DH」で実戦復帰した。
【広島】先発の一角ドミンゲスが23日に出場選手登録を抹消され、夫人の出産立ち合いのため一時帰国した。31日に再来日予定も、来週の登板は見送られる見込み。空いた1枠は2軍から昇格させる予定だが、先週はアドゥワや高橋、常広ら候補選手が失点を重ねた。先発転向後、好投を続ける遠藤含め、27日からのウエスタン・リーグのソフトバンク3連戦がアピール合戦となる。
【DeNA】ファーム調整中の筒香の1軍復帰が秒読み段階に入った。24日のイースタン・リーグのヤクルト戦で2安打を放つなど、5試合で打率3割8分5厘。打撃の状態も上向きで、桑原2軍監督は「交流戦とかもそうだし、本人の体が準備万全で、1軍も助けて欲しいというタイミングで行けたらいいという話はしてる」とDH制のある交流戦前後の復帰を目安とした。
【中日】23年ドラフト1位の草加が23日2軍広島戦(由宇)でプロ初先発した。3回を投げ3安打1失点。52球だった。右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術から復帰し3試合目で、順調な姿を見せている。今後も登板を重ね1軍デビューに備える。1軍では25日に川越が代打で右前へ今季初安打。バンテリンドームに今季も登場曲「青雲」を何度も流したい。
【ヤクルト】トレードで新加入した山野辺が、20日広島戦から移籍後初となる1軍昇格した。イースタン・リーグでは、上半身コンディション不良からの復帰を目指す高橋が23日DeNA戦で4回途中1安打3奪三振の無失点。実戦復帰2戦目で53球を投げた。また同戦では川端が同リーグ今季1号を放った。ドラ1位右腕中村優は25日DeNA戦で先発し、6回7安打2失点だった。