
日本代表が9日、大阪・吹田市のパナソニックスタジアム吹田、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選インドネシア戦(10日)に向けて調整した。
今シリーズで初めて10番を背負う久保建英(24=Rソシエダード)は、背番号への思いを口にした。
これまでエース番号を背負ってきたMF堂安律(フライブルク)が今回選外のため、久保に出番が回ってきた。敵地オーストラリア戦でお披露目した反響について問われると「まだね、名前入りじゃないんで、今回多分名前入ると思うんで、それ次第じゃないですか。でも、何人かから連絡来ました」と明かしつつ「ちょっとね、うれしかったという本音もこぼれつつ、あとはどうなるかって感じですね」
次は「KUBO」の名前入りユニホームでプレーすることになる。ファンにとってもプレミアなユニホームとなるが「僕も買いたいぐらいなんで、何枚かしかもらえないと思うんで、そこは争奪戦になるんじゃないですかね」と笑った。
幼い頃から10番には明確なイメージがある。背負う選手たちに憧れてきた。
「僕はサッカーうまい人が好きなんで、今も変わらないですけど、メッシ選手だったり、ロナウジーニョ選手、ジダン選手。うまい人はみんな10番つけてるんで、一番サッカーがうまいみたいなイメージが勝手に僕の中であったので。ミニゲームとかでも10番のビブスつけるだけでたぶん子どもたちが気分が上がったりするぐらいですし、一番うまい選手がつける番号なんじゃないかなと思います」
昨年夏から始まった長いシーズンもインドネシア戦で一区切り。しばしのオフに入る。「ラスト1試合なので、いったんちょっとシーズンを締めくりとして勝って終われたらうれしいかなと思います」と力を込めた。【佐藤成】