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【潜入】張り込み中に記者へ「ネバーギブアップ」!?長嶋家からスイカの差し入れ


89歳で死去した巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の通夜と告別式が行われる前、専属広報の小俣進さんが報道陣にスイカを差し入れました。午前中から集まった報道陣は、猛暑の中で疲労を感じる中、長嶋さんの地元千葉県で有名なスイカを受け取りました。このスイカは、長嶋さんがアテネ五輪の視察時に好評をしたもので、思い出深いものでした。報道陣にとってこのスイカは、長嶋さんの「ネバーギブアップ」のメッセージを感じさせるものとなりました。また、通夜と告別式には多くの著名人が弔問に訪れ、彼の死を悼みました。

6日、長嶋茂雄さんの専属広報を務めた小俣さんから報道陣にスイカが配られた

肺炎のため、3日に89歳で死去した巨人長嶋茂雄終身名誉監督。7日の通夜、8日の告別式が終わり、世の中を明るく照らし続けた太陽は旅立ちました。都内の長嶋邸には、一報から報道陣が集まり、弔問を取材。いつもメディアに優しかった長嶋さんに、最後まで甘える形で詰めることになりました。3日午前9時半から、6日の午後4時まで…閑静な都心の一等地、78時間30分の群像に潜入です。

   ◇   ◇   ◇

異例の対応には驚いたが、味も経験もすべてが新鮮だった。

長嶋さんが死去して4日目、6日のこと。午後1時10分ごろ、私は都内にある長嶋さんの自宅前で張り込んでいた。同僚から引き継ぎを終えた後だ。同氏の専属広報を務めた小俣進さんが自宅から出てくると、お盆にはワンハンドサイズに丁寧にカットされた真っ赤なスイカが乗っていた。

集まった報道陣は30人以上。長嶋家からの差し入れだ。昼下がりの都内の最高気温は30度近くに達し、梅雨間近の蒸し暑さも疲労に拍車をかけた。夏の悩みでもある蚊も飛んでいた。同僚記者、カメラマン、私の3人で、10個程度は「恵みのスイカ」をほおばった。

長嶋氏の出身地、千葉県はスイカの名産地。地元・佐倉市が接する富里市の「富里すいか」はミスターが「おいしい」と評したことで有名という。

03年夏のアテネ五輪の現地視察では、現地の人がトラックの荷台いっぱいにスイカを積む様子を見た長嶋さんが「僕の千葉のね、実家の近くも、スイカが有名なんですよ。これも実が詰まっているな」とスイカをコンコンとたたき、うれしそうにほほ笑んでいたという。

思い出が詰まった大事なお供え物を、差し出してくれたのかな…早めの夏の味は甘く、みずみずしかった。汗まみれの記者たちに「ネバーギブアップ」のメッセージを届けたかったのかもしれない。【泉光太郎】

◆長嶋邸の前・時系列

【6月3日】

午後1時17分 長嶋さんが自宅に到着。長男の一茂さん、次女の三奈さんが付き添う

25分 ソフトバンク王貞治球団会長が到着

その後、巨人川相2軍野手総合コーチ、谷佳知・亮子夫妻、元総理大臣・中曽根康弘さんの息子の中曽根弘文参議院議員らが弔問

【4日】

午前4時57分 ニューヨークから緊急帰国した松井秀喜氏が到着。約2時間、弔問した

9時半 中畑清氏が弔問

10時 高橋由伸氏が、妻で元日本テレビアナウンサーの小野寺麻衣さんとともに弔問

その後、柴田勲氏、篠塚和典氏、定岡正二氏、松坂大輔氏、青木功日本ゴルフツアー機構前会長、里見治セガサミーホールディングス株式会社代表取締役会長らが弔問

【5日】

午前10時すぎ 柴田勲氏が2日連続の弔問

午後1時半 元NHKの青山祐子アナウンサーが弔問

【6日】

午前9時 元広島監督の山本浩二氏が訪問

同30分 日本ハムの栗山英樹CBO

10時10分 柴田勲氏が3日連続で

正午 歌手の山口かおる

午後1時10分 報道陣にすいかの差し入れ

【7日】

午後2時33分 長嶋さんを乗せた車が自宅を出発

3時13分から24分 東京ドーム周辺を走行

4時3分 斎場に到着

6時 通夜が開式

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