
<日本生命セ・パ交流戦:DeNA5-4日本ハム>◇8日◇横浜
DeNA筒香嘉智外野手(33)が、最大3点差をひっくり返したチームの戦いぶりに手応えを口にした。1点を追う9回1死、日本ハム田中から牧が中前打を放つと、代走三森が二盗を成功。筒香が四球を選び、一、二塁から宮崎が同点適時打を放った。
延長10回には途中出場の京田が二塁打でチャンスメークし、1死満塁から三森が初のサヨナラ打。筒香は「リードされてる状況からひっくり返すゲームが多くはないシーズンだと思う。ひっくり返す能力はみんな選手たちにはあると思いますし、こういうゲームは優勝するために大事な要素だと思う。全員がリードされててもひっくり返すという気持ちをもっと強く持てばもっともっとチーム状態も良くなると思うので、こういう試合を今日できたのは大きいと思います」とうなずいた。
筒香自身も2回先頭、ここまでビジター3試合連続完封の日本ハム金村の直球を捉え、バックスクリーンに2試合連続アーチをたたき込んだ。3日に約1カ月ぶりに1軍再昇格してからは、6試合で打率4割2分1厘、2本塁打でOPS(出塁率+長打率)が1・507と圧倒的な数字を残す。「感覚は(1軍に)上がってきてから良くなっているので、いろんな微調整は続けていけたら。良い打席と悪い打席もあるのでもうちょっと修正しないとなと思ってます」と一定の手応えはつかみつつも、課題も強調した。