
<日本生命セ・パ交流戦:DeNA-日本ハム>◇8日◇横浜
日本ハム田中正義投手(30)が、セーブに失敗するも逆転サヨナラは許さなかった。
4-3の9回に登板。先頭の佐野を空振り三振に仕留めたが、牧に中前打を浴びると代走三森に二盗を許し、筒香をフルカウントから四球で歩かせた。
1死一、二塁のピンチで、宮崎と対戦。カウント1-2からスライダーが浮き、左前への同点打を許した。満塁策で1死満塁とし、代打戸柱に痛烈なライナーを浴びたが、この打球が二塁手上川畑大悟内野手(28)の正面を突き、飛び出した一走石上もアウトとした。危機一髪の場面も、延長戦での勝利へ望みをつないだ。
この日は0-1の4回1死、完全投球で封じられていたDeNA石田裕から、フランミル・レイエス外野手(29)と万波中正外野手(25)が、ともに12号の2者連続アーチで逆転。3-1の6回にもレイエスの適時二塁打で1点を追加した。
先発の金村尚真投手(24)は6回に牧と佐野に2者連続のソロを許し、4-3の7回から継投策。2番手の玉井大翔投手(32)、3番手の孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)が、それぞれ3者凡退に封じて守護神の田中に託していた。
田中は試合前時点で17試合に登板して0勝1敗、3ホールド、3セーブ、防御率1・65としていた。
この試合に勝利すれば、04年に北海道に本拠地を移してから節目の1500勝となる。