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【東北大会】山形中央エース小坂楓、スタミナ+制球力&球威アップ 秋4強の悔しさ晴らす/連載


山形中央高校のエース投手・小坂楓選手が、春季高校野球東北大会に向けてスタミナと制球を強化。昨年秋の東北大会での準決勝敗退の悔しさをバネに、この冬は走り込みとウエートトレーニングに注力し、スタミナを蓄えました。球速も129キロから139キロに向上。小坂選手とバッテリーを組む捕手・佐藤優気との信頼関係も強固です。佐藤はピンチに際しマウンドに駆け寄り、小坂を鼓舞。打線も調子を上げ、県大会で14得点を記録。小坂は、チームの成長と共に、公式戦でゼロ封を目指し、山形中央を引っ張ります。

山形中央対山形城北 先発し力投をみせた山形中央・小坂(撮影・高橋香奈)

<連載3:山形中央・小坂楓(3年)>

春季高校野球東北大会の出場校、選手紹介の第3回は山形中央のエース小坂楓投手(3年)。昨秋の東北大会では王者聖光学院(福島)に準決勝で敗れ4強。2季連続出場となった今大会で、悔しさを糧に冬を越え蓄えた力で東北王者を見据える。

   ◇   ◇   ◇   

絶対的エースが力を蓄え帰ってきた。昨秋県大会で小坂は、準決勝の日大山形戦、3位決定戦の山形城北戦と2日間で262球を投げ、東北切符をたぐり寄せた。東北大会でも初戦から4試合26イニングと力投したが、準決勝で王者聖光学院を前に「疲れを隠せずに、甘い球を投じてしまいました」と5回で6失点を喫し、4強で散った。

長くマウンドを守るために必要不可欠な持久力をさらに付けるため、ランメニューとウエートトレに注力を注いだ。長距離を10本、50メートルと30メートルを連続で走り込むなど、スタミナを蓄えた。一方で「1試合の球数は100前後で抑えるのが目標です」と話し、制球の精度も磨いた。入学当初は129キロだった最高球速も、139キロをマークするなど球威も増した。

そんな小坂の女房役を務めるのが佐藤優気捕手(3年)だ。1年生の時からキャッチボールでペアを組んだ。ピンチの場面では必ずマウンドに駆け寄り鼓舞。小坂の精神的支柱とも言える。小坂は「1イニングごとに投球がどうだったか、しっかり伝えてくれる。他のキャッチャーだったら、ここまで活躍はできていなかった」と断言。信頼関係抜群のバッテリーがチームをけん引する。

エースの思いに応えるように打線も今春、県大会5試合で43安打28得点と勢いを増している。小坂は「とても助かっていますし頼もしい、あとは自分がゼロに抑えるのが1番です。公式戦を重ねてチームが成長していきたい」。夏に弾みをつけるためにも、エースが精いっぱい腕を振るう。

◆小坂楓(こさか・かえで)2007年(平成19年)6月21日生まれ。山形県高畠町出身。小学生の時に屋代クラブで野球を始め、中学時は寒河江ボーイズでプレー。山形中央では1年春から公式戦に登板。2年時はエースとして秋季東北大会4強に貢献。170センチ、64キロ。左投げ左打ち。

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