
<W杯アジア最終予選:オーストラリア1-0日本>◇5日◇C組◇第9戦◇パース
FIFAランキング15位の日本が、ワールドカップ(W杯)北中米大会のアジア最終予選で初黒星を喫した。
「DAZN」で中継に登場した元日本代表の小野伸二氏(45)と中村憲剛氏(44)は、オーストラリアの勝負強さをたたえた。
0-0で迎えた後半45分。相手に左サイドを突破され、低いクロスを入れられると、DFベヒッチに豪快に蹴り込まれた。
試合後に小野氏は「あの1本くらいじゃないですか、ピンチというピンチは」と終了間際の失点場面を振り返った。「それをしっかり決めてくるオーストラリアのすごさ」と称賛した。
相手を率いるトニー・ポポビッチ監督(51)について「完全に彼の策にはまった。選手たちはそれを信じて最後まで貫いた。我慢が功を奏した」と口にした。
中村氏は、相手が「90分通じて、ワンチャンスどこかでパワーをかける」ことを狙っていたと分析。「それを日本がさせなかったのも事実」と90分間、ボールを奪われた後の素早い切り替えなどで対応できていたとした。
終盤の失点シーンは「本当に一瞬の隙」と表現。オーストラリアが「W杯出場権を獲得していない執念を感じた」とたたえた。