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【西武】浦和学院OBの渡辺勇太朗が恩師や後輩に勇姿の投球 懐かしんで笑う高校時代の映画ネタ


西武ライオンズの渡辺勇太朗投手が、浦和学院時代の恩師である森士副校長の応援を背に、優秀な投球を披露しました。渡辺は自身が高校時代に過ごした活気ある青春の日々を振り返り、その中で厳しいながらも形成された恩師との絆を大切にしています。交流戦ではヤクルトを相手に7回1失点の素晴らしい成績を収め、プロ7年目にして信頼される先発投手としての地位を確立し始めています。渡辺の成長には恩師の指導が大きく影響しており、この日はその感謝を形にした試合でもありました。

西武対ヤクルト 試合後、浦和学院の吹奏楽部に感謝する西武渡辺(撮影・江口和貴)

<日本生命セ・パ交流戦 西武4-2ヤクルト>◇4日◇ベルーナドーム

浦和学院(埼玉)の副校長、森士さん(60)は西武のセカンドアップを眺めながら「もう野球部の監督辞めてから3年以上になるんだなぁ」と懐かしんだ。

野球部の指導を息子に禅譲し、今は学園全体を見る立場に。でも教え子たちのことは気になる。この日も神宮で東京6大学野球の優勝決定戦を見てから、ベルーナドームにハシゴした。

「やっぱり気になるよね。応援したいし」

思い入れは強いし、それは厳しく熱く、そして親身に指導してきたからでもある。当時、ウラガク野球部の厳しさは県外にもまで知られていた。

西武の渡辺勇太朗投手(24)も蛭間拓哉外野手(24)も「それはもう」「濃すぎて濃すぎて」と3年間を独特に表現する。でも2人にとって大好きな母校、尊敬する恩師だ。

渡辺はこの日、恩師がネット裏やや三塁側寄りで見守る中、先発した。「楽しみですし、頑張らないといけないですね」。思いをしっかり形にした。

7回98球、1失点。立派になしとげ勝利投手になって「本当に最高です。うれしいです」とお立ち台でニコニコした。「県営大宮(球場)が浮かんできました」。暑く熱い夏を思い出す。

濃すぎる青春3年間。「一番の思い出はやっぱり、最後の甲子園ですよね」。3年夏、甲子園でベスト8まで進んだ。

甲子園以外での思い出は-。尋ねると、渡辺はしばし思い浮かべる。「いろいろありますよ、ほんとに。なんかもう。あっ、あれだ」。ひらめいた。

「僕が高1くらいの時だと思うんですけど…『君の名は。』って映画がはやってたんですよ」

公開日は16年8月26日。確かに、渡辺たちが高校1年生だった夏の日。

「でも寮生活で基本的に外出が許されてなくて。ケータイ使えるのも、月に1回とかそんな感じで。だから野球部のやつら、『君の名は。』の存在を知ったのが、みんな(話題になった)半年後とかなんですよ」

たとえ校内で他の生徒が「入れ替わってる~」とか名ぜりふをマネしたとしても、渡辺たちには「?」だったことだろう。

それほど野球に打ち込み、甲子園で活躍し、プロ野球選手にもなった。

今年でプロ7年目。少し時間はかかったけれど、強力先発陣の中で堂々ローテーションを守っている。

交流戦にしても「初対戦って、プロ野球界だと基本的にピッチャーの方が有利なので、強気に行ければ」と頼もしい意気込みを口にし、この日のマウンドに臨んでいた。

8回のマウンドにはなかなか行かせてもらえないけれど、この日で個人防御率もパ・リーグ9位にまで上がった。“俺の名は、渡辺勇太朗”と胸を張って君臨できる風格も、徐々に徐々に。恩師も頼もしげに勇姿を見つめていた。【金子真仁】

▽西武西川(花咲徳栄OBが浦和学院の演奏に乗って3安打)「ライバルが手を組むみたいな。いいっすね。高校時代は怖いというか守りに入りそうな応援で。今日は味方ですごかった」

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