
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ5-3巨人>◇4日◇ZOZOマリン
ロッテは交流戦初戦を勝利で飾った。
練習前、吉井理人監督(60)はチームを集めた。口にしたのは3日に死去した巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんのことだった。「皆さんは知らないと思うけども、個性を前面に出して、しかも毎日ハッスルプレー。天才と思われてるけど、すごい努力の人だった。そこのことをちょっとみんな思い出して、これから野球界のために1試合1試合勝った負けたで、そういうこと考えられない時もあるかもしれないですけども、これを機会に1回そこを考えて、自分は何をするべきか考えてくれるかな」と呼びかけた。吉井監督自身も「私にとってスーパースター」と敬意を表する長嶋さんの人柄を伝えた。
チームは連敗をストップさせ、幸先の良いスタートを切った。吉井監督の言葉を聞いた山本大斗外野手(22)も「僕もプロ野球選手のプレーで野球選手になりたいっていう風に思った。自分が今見せる立場として、来てくださるお客さんに全力の自分のパフォーマンスを見てもらえるように、これからしっかり準備して試合に臨みたい」と力を込めた。