
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ5-3巨人>◇4日◇ZOZOマリン
ロッテ先発の石川柊太投手(33)が、7回3安打無失点で移籍後初白星を飾り、交流戦初戦を勝利に導いた。盤石の内容でチーム連敗を4で止めた右腕は、お立ち台では「やっとロッテの一員になれた」と笑顔を見せた。
欲しかったのは自分の勝利よりも、チームの1勝だ。試合前まで6試合に登板し31イニングで1点しか援護がなく、白星までの道は遠のいていた。「自分がいいピッチングしたとしても、チームが勝てなかったらすごく悔しい気持ちになる。自分がうんぬんはある中でも、勝ったらうれしいし、負けたら自分が抑えててもすごく悔しく思う」と胸の内を明かした。
このチームに導き、背番号「21」を譲ってくれた、吉井監督とは7回のマウンドを降りた直後にベンチで握手を交わした。「吉井さんのためにも投げるっていうのが、自分の中ではある。これからどんどん、ハラハラさせないようなピッチングをしていきたい」。チームのために、これからも全力で腕を振る。
▽ロッテ吉井監督(交流戦初戦を制し、チームは4連敗でストップ)「打線が頑張ってくれました。先発の石川も頑張ったんですけど、打線が一気に決めてくれたので良かった」