
<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク8-2中日>◇4日◇みずほペイペイドーム
中日井上一樹監督(53)が2回、マウンドで先発三浦瑞樹投手(25)に“公開説教”を行った。ソフトバンク栗原に3号2ラン、野村に5号2ランと2被弾で4失点。続く周東にも中前安打されると、ベンチを飛び出した。
「我慢ならなくて、ちょっとマウンドに行ったけど、『もうちょっと頭で考えなさい』と。『防げることがあるでしょう。ソフトバンクさんを見てごらん、気持ちよく振ってるやないか』って」と試合後に明かしたが、マウンドでは厳しい口調だった。
2回の5安打のうち、2発を含む4安打が直球を打たれていた。「コーン、コーン、ストレートいかれてる。そういうところが、『ちょっと考えなさいよ』と。何か根拠あるのかなとオレは思った」と、配球面に苦言を呈した。
三浦は「厳しく言われました」と反省。後続を打ち取り、3、4回と「0」を並べた。5回に押し出しを含む4四球で5点目を与えると、再びマウンドに来た井上監督が、三浦と一緒にベンチに戻りながら「(2回に)カツ入れにいったあと0、0で抑えてるんだから偶然じゃないと思うよ。そこでハッと思った部分があったなら反省しないと。次、じゃあお前でいこうという気にさせてくれ」と伝えたことも明かした。
▽中日上林(6回1死でソフトバンク前田純からチーム初安打の右翼フェンス直撃二塁打)「泳いで詰まった。打った瞬間(本塁打なら)12球団制覇だと思ったんですけど」