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長嶋茂雄さん6大学本塁打記録を破った長距離砲が見た ミスターの偉大さとちゃめっ気/コメント


巨人の終身名誉監督、長嶋茂雄さんが89歳で肺炎のため逝去しました。田淵幸一氏は、長嶋さんとの思い出を語り、彼の死を悼んでいます。田淵氏は東京6大学野球で長嶋さんのホームラン記録を意識し、自ら新記録を樹立した経緯を振り返りながら、長嶋さんとの対戦時のエピソードを披露しました。特に、試合中に長嶋さんが捕手のミットをカンニングする様子や、バッターボックスでのユニークな行動を懐かしんでいます。これらを振り返り、田淵氏は長嶋さんを「生粋のショーマン」と称えています。

試合前に談笑する長嶋茂雄巨人終身名誉監督(左)と田淵幸一打撃コーチ(02年3月撮影)

巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。89歳だった。

阪神、西武でホームラン打者として活躍した、野球評論家田淵幸一氏(78)が、4日までに長嶋さんを悼み、コメントを寄せた。

◇  ◇  ◇   

「悲しくて、寂しくて残念です…。いつかは来るとは思っていましたが、突然で…。長嶋さんの名前をインプットしたのは法政大学に入り、長嶋さんの8本塁打という東京6大学野球記録を意識した時でした」と振り返った。

田淵氏は22本という東京6大学の新記録を樹立して、ドラフト1位で1969年(昭44)に阪神入り。巨人の主軸だった長嶋さんと、巨人と阪神にわかれての伝統の一戦を戦った。

捕手だった田淵氏は「長嶋さんはバッターボックスで、俺のミットをカンニングするんだよ。マスク越しに目と目が合って…。『ダメですよ!』って言ったら『左目でピッチャーを見て、右目でキャッチャーを見るんだ』と。カメレオンみたいでした」と回顧。

さらに「他にも、(江夏)豊に2三振した後、3打席目になんだかマウンドまで遠く感じるなぁと思ったら、長嶋さんがバッターボックスから出ているんだよ。足で白いラインを消すわけ。それで、また『ダメですよ!』って言ったら『田淵君、ごめんね』って謝るの。ミスターは計算高くない、お客さんを喜ばせる気持ちが強かった。無意識だったと思う。生粋のショーマンでした」。

田淵氏が巨人の本拠地だった後楽園球場で、1試合で3本塁打を放った時には、グランドで直接声をかけられた。「ダイヤモンドを回って、三塁の守備位置にいた長嶋さんが『田淵君、よく打ったねえ』と笑顔でほめてくれたことを今でも思い出します。お疲れさまでした」と話した。

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