長嶋茂雄さん訃報を米メディア報道 NYタイムズ「猫のような反射神経」AP通信「国民的英雄」

引退式の最後に涙を浮かべ花束を手にファンにあいさつする長嶋茂雄氏（74年10月14日）

プロ野球の巨人の監督を2期15年にわたって務めた巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄（ながしま・しげお）さんが、3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で亡くなった。89歳だった。

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長嶋氏の訃報は米メディアでも大きく報じられた。ニューヨーク・タイムズ紙は「プロ入りした瞬間からスーパースターとして注目を集め、強打、俊足、そして三塁守備での猫のような反射神経でファンを魅了。第2次世界大戦後の日本復興、経済成長の象徴的存在だった」とし、60年代にホワイトソックスやドジャースのオーナーが移籍加入を望んだと伝えた。AP通信は「イチローや大谷翔平ら日本人選手がメジャーリーグで活躍する前の時代、国民的英雄として絶大な人気を誇った」と配信した。