
先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。セ・リーグ編。
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【阪神】5月28日DeNA戦(甲子園)で先発した門別に代わり、同日に中継ぎの椎葉が出場選手登録を抹消された。1日には左上肢の筋疲労のため2軍再調整となっていた桐敷が、1軍に再昇格。10日間での最短1軍復帰となった。代わってドラフト3位木下が出場選手登録を抹消。5月29日DeNA戦(甲子園)ではプロ初登板を果たし、1回1安打1失点のホロ苦デビューとなっていた。
【DeNA】山崎が5月27日阪神戦(倉敷)で敗戦投手となり、同29日に登録を抹消された。直球の質など例年より良化していたが、結果には結び付かず。2軍ではAIチームからの提案でピッチデザインも見直した新スタイルの確立を目指しており、小杉投手コーチは「モデルチェンジというか新しいスタイルを2軍で作って、さらに飛躍してくれると思ってます」と期待した。
【巨人】5月29日、「ファーム・リーグ参加球団規程」に基づき、くふうハヤテに派遣していた育成の山田の派遣を終了したことを発表した。当初は30日までの予定だったが、約1カ月前倒しとなった。山田は高岡商(富山)からJR東日本を経て、21年ドラフト2位で巨人に入団。くふうハヤテでは9試合(うち先発8試合)に登板し、2勝2敗、防御率1・79の成績を残した。
【広島】5月29日ウエスタン・リーグのソフトバンク戦で6回無失点に抑えたアドゥワが、1日に1軍合流した。5日オリックス戦の先発が見込まれる。夫人の出産立ち会いで帰国していたドミンゲスが5月31日に再来日した。調整を再開しており、今週中にもウエスタン・リーグで登板予定。まずは2、3回程度を予定し、徐々にイニング数を伸ばしていくことになる。
【中日】先週はまたも主力の離脱が相次いだ。5月27日ヤクルト戦では復帰2戦目の福永が左手首付近の「左手関節の骨折」、30日巨人戦では木下が左太もも裏を痛め「左ハムストリングスの損傷」で、いずれも長期離脱となった。左脇腹を痛めていた新外国人ウォルターズが31日2軍阪神戦で6週間ぶりに実戦復帰し160キロを計測。岩崎がオリックスへ移籍した中、右の中継ぎとして早期1軍昇格を狙う。
【ヤクルト】上半身コンディション不良でファーム調整中の高橋が、1日イースタン・リーグ・オイシックス戦で6回途中7安打2失点。離脱後最多となる78球を投げ、交流戦中にも1軍復帰する可能性が出てきた。石川は5月29日の同楽天戦で5回8安打3失点。1軍で3試合連続失点を喫していた木沢と、5月29日中日戦で5回11安打6失点の小川は、ともに2軍再調整となった。