
<新潟県高校総体・サッカー:帝京長岡5-0開志国際>◇31日◇準決勝◇五十公野公園陸上競技場
昨年度全国総体3位で、県総体4連覇を狙う帝京長岡は悪天候による40分以上の試合中断がありながらも、MF吉原巧也(3年、長岡JYFC)の2得点などで開志国際を5-0で粉砕した。新潟明訓は北越を1-0で下し、3大会ぶり決勝進出を決めた。後半31分、2年生で背番号10をつけるFW田代蓮翔(長岡JYFC)が鮮やかに決勝点をもぎ取った。6月1日の決勝(午後1時30分から午後2時開始に変更)は五十公野公園陸上競技場で行われる。
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古沢徹監督(39)が主力を温存しながらも大勝でファイナルに進出した。「出場機会のなかった選手が頑張ってくれたし、今日で出番がなかった選手は決勝に向けてモチベーションが上がった」。主戦場のプレミアリーグWESTを含め、勝ちながら成長するチームに手応えを感じている。
チームの春の目標は昨年度の全国総体3位を上回ること。県総体4連覇は通過点だ。「県総体と、全国総体決勝までのトーナメントを勝ち上がる準備をしようと常に言っている。ただ、昨秋の選手権準決勝で新潟明訓に敗れている。チャレンジャーとして挑む。ガシガシ行きますよ」。試合開始のホイッスルが鳴った瞬間から新潟明訓をのみ込む。