
<中日4-2巨人>◇31日◇バンテリンドーム
巨人は接戦を落とし、連勝が2で止まった。
8回の攻防が勝敗を分けた。2死一、二塁で門脇が左前打。二塁走者の泉口が本塁生還を試みるも、本塁タッチアウトとなった。微妙な判定に阿部監督はリクエストを要求するも、判定変わらず無得点に終わった。
直後に2番手のケラーが2つの四球で2死ながら一、二塁のピンチを招くと、代打・板山に右翼線への2点適時三塁打を浴びた。これが決勝点となり、指揮官は「ああやってフォアボールを挟んじゃうと苦しくなってくる」と振り返った。
打線の組み替えも不発に終わった。昨季114試合に1番でスタメン出場した丸を“定位置”の1番に配置するも5打数無安打。前日に決勝打を放った若林は今季初めて5番で起用したが、3度の得点圏の場面で凡退するなど4打数無安打に倒れた。首位阪神が勝利したことで交流戦前に首位に立つ可能性は消滅。それでも阿部監督は「まあ明日だね」と前を向いた。