
<東都大学野球2部:専大3-1東農大>◇第5週第2日29日◇等々力
専大が東農大に連勝し勝ち点を挙げ、駒大とのプレーオフに持ち込んだ。
1-1で迎えた9回、1死二塁から主将の中野拳志郎捕手(4年=小浜)がスライダーを捉え、左前にしぶとく運ぶと、左翼手が後逸。その間に、二塁走者が本塁を陥れ、勝ち越しに成功。さらに2死三塁から広崎漣外野手(2年=浜松開誠館)の左前適時打で貴重な1点を追加し点差を広げた。中野は「緊張する中で、気迫が勝ったのかと思います」と振り返った。
投げては今春、トミー・ジョン手術から復帰した平野大地投手(2年=専大松戸)が先発すると、力強い真っすぐを軸に、自己最速タイの152キロを記録。大学入学後、最長の4回を投げ3安打1失点と試合を作り後ろにつなげた。
この試合で、駒大と9勝5敗の勝ち点4で並んだ。6月6日、9時から等々力球場でプレーオフが行われる。斎藤正直監督(65)は「こんなに幸せなことはないでしょう。楽しみしかないですよ。小さくならずに、持ち味を最大限に発揮して、がっぷり四つで戦います」と、笑顔で締めくくった。