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【阪神】近本光司 “虎の子1点”のV打「何とかという思い」球団日本人最速1000安打へM7


阪神タイガースの近本光司選手が、28日の試合で5回に決勝打を放ち、貴重な1点を獲得。DeNA戦は62年ぶりの2試合連続1-0の勝利となり、チームはこれで3連勝。貯金も今季最多の8に増やした。近本はまた、球団日本人選手史上最速での1000安打達成にあと7本と迫っている。試合後、近本は若手投手の門別とともに勝利に貢献したことをたたえ合った。

阪神対DeNA DeNAに勝利し、木浪(右)と笑顔を見せる阪神近本(撮影・藤尾明華)

<阪神1-0DeNA>◇28日◇甲子園

阪神近本光司外野手(30)が3連勝&最多貯金8を導く千金の決勝打を放った。0-0の5回2死二塁で、DeNA先発ケイから今季19イニング目で初得点となる左前適時打。チーム全体で6安打ながら、ここぞの一撃で11安打のDeNA戦を倒し、同戦で実に62年ぶりの2試合連続1-0勝利を導いた。球団日本人最速試合での達成が濃厚な1000安打へあと7本。首位がっちりの六甲おろしで、痛快な甲子園ナイトになった。

   ◇   ◇   ◇

近本らしく、冷静にバットをコントロールした。0-0の5回2死二塁。DeNA先発ケイの甘めのカットボールをとらえた。遊撃の頭を越える左前打で、待望の先制点。「(ケイは)直球も、ほかの球も全部よかった。追い込まれながら何とかという思いでした」。チームとして苦しめられていた左腕からは今季3試合、19イニング目で初得点を奪った。

継投でこの1点を守り切った。2試合連続の1-0勝利は23年ぶり。10歳下の門別に勝ち投手の権利をプレゼントし、ともに上がったお立ち台で「モンちゃんが粘ってくれていたので、何とか1点という気持ちでした」と笑い合った。

これが通算993本目の安打。藤村富美男の864試合を抜いて、球団日本人では最速試合での達成が濃厚な1000安打へ順調にカウントダウンを進めている。

安定した成績を支えるのは気分転換。26日、大阪・関西万博を初めて訪れた。「楽しかった。1日じゃ、全然回りきれないですね」。名古屋遠征から帰った翌日で、倉敷に移動する日。貴重な休日に、積極的なリフレッシュを選んだ。

理事を務める一般社団法人が手がける中学生対象の教育プロジェクトもスタート。毎月の活動日を「月曜日」にしたのも、自身の視察を想定してのこと。体を休めるより「いろいろな刺激が入る」とプレーへの好影響も期待している。

阪神は今季4度目の3連勝で、貯金は最多を更新する「8」。5月の勝ち越しも決定した。藤川監督は「昨日の接戦が取れたり、ディフェンス面でも、攻めるアウトが取れている。本当に目に見えない小さなところですけど。みんなが小さなことを積み重ねてくれた」と頼もしげ。近本は「ちょっとしんどい試合が続いているので、何とかもうひと踏ん張り。ここ頑張らないとな、と思っています」と気合を込めるように、少し息を吐いた。【柏原誠】

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