
<巨人4-1広島>◇28日◇石川
巨人がメモリアル弾で流れをつかみ、北陸シリーズ最終戦を勝利で飾った。
1点を先制された直後の1回、先頭打者の増田陸内野手(24)が広島大瀬良から左翼席への3号ソロで同点とすると、トレイ・キャベッジ外野手(28)がプロ野球通算11万号のメモリアル場外弾をマークし、逆転に成功した。
138キロカットボールを右翼ポール際に運び、ボールは場外に消えていった。前日には4回の適時打直後に交代を申し出ていた。自打球を右足甲に当てていたが、この日も4番でスタメン。7号ソロは巨人の第93代4番打者として初の本塁打にもなった。
打線は7回に増田陸の適時二塁打などで追加点。先発の山崎伊織投手(26)は初回に坂倉に適時打を許したが、“地方の鬼”の面目躍如。通算8試合で5勝2敗の防御率1・90で、4失点以上を許した登板は1度もない地方球場で要所を締めた。6回まで投げきり1失点で6勝目を挙げた。