
アルビレックス新潟はオフ明けの28日、今季初の連勝を狙う31日アウェー名古屋グランパス戦に向けて練習を再開させた。攻守のキーマンとなるMF新井泰貴(27)は「味方といい距離感でつながりながら、相手のハイプレスをはがしていきたい」と攻略のイメージを膨らませている。
今季J2藤枝MYFCから加入したボランチで、フル出場した前節25日の湘南ベルマーレ戦(2-1)はチームの253日ぶりとなるリーグ戦ホーム白星に貢献。自身としては中、高と育成年代を過ごしたクラブを相手に移籍後初の本拠地勝利を味わった。「たくさんの方が笑顔になってくれ、一緒に喜び合えたことがうれしかった」と笑顔。試合内容についても、パスをつないで前進する独自スタイルが整理されたことで「ボールを持った時の選択肢が多かった。そこは継続していきたい」と手応えを得た一戦ともなった。
つかんだ勢いを加速させたい名古屋戦は、いかに高強度のハイプレスを上回って攻撃を仕掛けられるかがポイントとなる。パスサッカーの潤滑油となるレフティーは「チームとして(パスをつなぐ)足元と背後へのアクションを使い分けたい」。相手守備の目線を変えながらジワジワとダメージを与え、最終的にゴールの数で上回る。【小林忠】