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【西武】高橋光成「すごく特別」地元群馬開催で敗戦も「よくやった!!」帰路1000人の歓声


西武ライオンズの高橋光成投手が楽天戦で7回1失点の好投を見せ、地元・群馬での試合で雄叫びをあげた。地元の観客から熱い声援を受け、121球を投じて勇姿を披露したが、試合には1-3で敗れた。高橋は「群馬での登板は特別」と語り、地元開催で見せた粘りの投球を次につなげると意気込んだ。試合後、高橋は地元のファンから「よくやった!」と声をかけられ、地元の子供たちにプロ野球選手としての夢を見せられたことに満足感を示した。

西武対楽天 7回表楽天2死二、三塁、中島を空振り三振に仕留め雄たけびを上げる高橋(撮影・河田真司)

<西武1-3楽天>◇27日◇上毛新聞敷島

帰路につく西武高橋光成投手(28)を、1000人近い“同志”が待っていた。「光成くーん!!」「光成さーん!!」。サインくださ~いの輪じゃない。よくやった!! の輪。勝てなかった。でも、群馬で投げた。見せた。「群馬での登板、地元での登板というのはすごく特別なので」。歓声の中を英雄のように帰った。

7回1失点も自責点はなし。7回のピンチは空振り三振でほえた。「ああいう粘りもすごく次につながると思います」。年に一度あるかないかの地元開催。強烈な声援を後押しに121球を投げた。「群馬でずっと試合をできるわけではないので、かみしめながら勝利を届けたい」との思いを存分に投球で表現した。

前橋市より海抜で600メートルも高い沼田市利根町で生まれ育った。小学校は1学年1クラス。男子8人だけのクラス。今でも当時の全校児童をほぼフルネームで言える。「カモシカ、タヌキ、キツネ…30匹くらいのサルの集団とかもいます」。前日26日朝には、町の入り口に子グマが出現した。尾瀬のふもとの山里で、すこやかに育った。

前橋育英時代に甲子園を制し、帰省すると大フィーバーに。その時に抱っこした、2歳で知人の息子の「ぶんた君」が今は中学生になり、6月1日に同じ利根中野球部員として実戦デビューする。故郷の多くの子どもたちも目に焼き付けた、背番号13の勇姿。「いなかからでもプロになれるよ、って見せられたかな」。勝って首位浮上はならなかったけれど、花火よりも光り輝いた上州の夜だった。【金子真仁】

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