
<西武-楽天>◇27日◇上毛新聞敷島
西武高橋光成投手(28)が7回1失点、今季最多121球で力投も凱旋(がいせん)勝利とはならなかった。
チームの419日ぶりの首位浮上を懸けた一戦。群馬出身の高橋が、慣れ親しんだ地元の同球場でプロ3度目の先発に挑んだ。
4回以外の毎イニングで走者を背負うも、5回まで0行進を続ける粘りの投球。だが1点リードの6回、先頭中島を打ち取った三飛かという当たりは風に流され、三塁手外崎が落球。ボールが転々とする間に二進を許すと、1死二塁から鈴木大の右前適時打で同点に追いつかれた。
7回には先頭浅村に右フェンス直撃の二塁打を許すなど、2死二、三塁のピンチを背負ったが、最後の打者中島を146キロフォークで空振り三振に仕留めて勝ち越しを許さなかった。
プロ入り後の同球場では0勝2敗と勝ち星はなし。昨年は5回無失点で好投も勝敗つかず。試合前日には「(昨年は)チームは勝ちましたけど勝利投手になったことがない。群馬のファンに(勝ちを)届けたい」と意気込んでいたが、凱旋(がいせん)白星はお預けとなった。