
北陸出身の広島玉村昇悟投手(24)が26日、富山での巨人戦に向けてマツダスタジアムで最終調整を行った。
福井県出身の左腕にとって、地元から近い北陸での登板はプロ入り後初めて。24日DeNA戦が降雨中止となったことで登板日がずれ込み、当地での登板が巡って来た。
「(地元から)近いので、見に来る人は多いと思うので、野球をやっている姿を見せられる」。気持ちを高ぶらせる左腕に、新井監督も「これも何かの巡り合わせなんじゃない。家族とか親戚とか楽しみにしている人もたくさんいるでしょう」と期待を寄せる。
今季はここまで1勝4敗と黒星が先行する。前回18日阪神戦は1点リードの6回に逆転を許し敗戦。「結果球が甘くなった。あとは球種がどうしても偏ってしまっていたので、もう少し余裕を持って広げていけたらなと思います」。課題を持って登板間の調整を進めてきた。
巨人戦は今季初登板となるが「攻めるところは攻めて、打者を見ながら考えながらバッテリーで話し合って行きたい」と表情を引き締める。北陸の地で成長した姿を投球で示し、チームを連勝に導く覚悟だ。