
<メッツ-ドジャース>◇25日(日本時間26日)◇シティフィールド
メッツ千賀滉大投手(32)が、5勝目をかけて今季初めてドジャース相手に先発。5回1/3を1失点に封じ、勝利投手の権利を手にマウンドを譲った。
1回先頭の大谷翔平投手(30)に、低めの94・8マイル(約153キロ)の直球を右翼席へ運ばれると、ベッツの三ゴロをビエントスが失策。フリーマンに左中間へ二塁打を許し、無死二、三塁とピンチが広がった。
スミスはカウント1-2から浅い中飛。三走ベッツが間一髪で生還したが、チャレンジで判定が覆り併殺となった。2死三塁となり、T・ヘルナンデスはスライダーで空振り三振に仕留めた。
チームはアロンソの2ランで逆転に成功。直後のマウンドは、先頭マンシーを投ゴロ。パヘスをフルカウントから右飛、コンフォートを「ゴーストフォーク」で空振り三振に仕留めた。
1回は白と紫色のグラブを使用していたが、審判団から注意を受け、ブラックのグラブに変更した。
3回は先頭エドマンを見逃し三振、本塁打を許した大谷を95・9マイル(約154キロ)の直球で3球三振、ベッツを中飛に打ち取った。
3-1の4回は先頭フリーマンに中前打を浴びるも、スミスを二ゴロ併殺。T・ヘルナンデスに左越え二塁打を浴びると、意表を突いた三盗を許した。マンシーには四球を与えたが、パヘスをフェンスギリギリの左飛に打ち取った。
勝利投手の権利がかかった5回は、先頭コンフォートに四球。1死一塁で大谷を迎えたが、フォークで浅い中飛に仕留めた。ベッツに左前打、フリーマンに四球を与え、2死満塁となった。
勝負どころでスミスをフォークで三ゴロに打ち取り、勝利投手の権利を手にした。
6回は先頭T・ヘルナンデスを、3ボールから空振り三振。マンシーには四球を与えたところで、2番手スタニクにマウンドを譲った。
5回1/3を101球、5安打4四球1失点5奪三振。最速は96・8マイル(約156キロ)だった。
今季は試合前時点で、9試合に登板して4勝3敗、防御率はナ・リーグトップの1・43をマーク。ドジャース山本由伸投手(26)の1・86で、日本人投手がリーグ最優秀防御率争いを繰り広げている。