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【パ今週の展望】節目の交流戦まで1週間 借金抱えるチームは1つでも減らして迎えたい


先週の野球界の主な話題は、楽天の浅村栄斗選手が通算2000安打を達成したことです。元監督の平石洋介氏は、浅村がどんな状況でも自身の責任感を持ち続けてきたことを称賛しています。彼が20日の西武戦を欠場したことで連続試合出場記録が途切れたことに対し、チームへの貢献を考えると残念だと述べています。しかし、これも受け止めるしかないとも述べており、その後の試合での2000安打達成を祝福しました。今週は交流戦前の重要な週であり、各チームが勢いをつけるためのポイントとなります。特にセ・リーグの投手力が向上しており、ペナントレースの流れが変わるかもしれないとされています。

【イラスト】パ・リーグの1週間(5月20~25日)

野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ客員評論家)。

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先週の野球界最大のトピックは、やはり楽天浅村の通算2000安打達成だろう。

私が監督を務めた19年に移籍してきた選手。当時からレギュラーの責任感が強く、決して「痛い」と口にしないし「休む」とも言わない。例えば前の日に死球を受けて、本当は痛みがひどく残っていても、そぶりさえ見せない。常にベストの準備をして臨んでくれていた。監督の立場からすれば、彼ほど頼りになる存在はいなかった。

2000安打を心から祝福したいが、1つだけ残念に思うことがある。20日の西武戦を欠場し、連続試合出場が歴代4位の「1346」で途切れたことだ。

長いシーズン、コンディションを整えさせるためにスタメンを外すのは分かるし、実際に浅村もベンチスタートしたことはある。ただ、20日は僅差の展開。代打でいける場面がいくつもあった。結局、0-1で敗れただけに、たとえ走者なしでも浅村が1発を打てば追いついていたことになる。

もちろん、大前提として、どんなときでも個人記録がチームの勝利より優先されるのはおかしい。そこに議論の余地はない。だが、浅村以上に力を持つ選手は、今の楽天にはいないのが現状でもある。

先ほど書いたように、僅差の展開でもあった。もしかしたら、コンディションなど外部にはうかがい知れない理由があったのかもしれないが、欠場は「不思議」としか言えない。すごい記録だけに、残念で仕方ない。

とはいえ、選手は受け止めるしかない。浅村も分かっているはず。その4日後に2000安打を達成したことが感慨深い。チームメートたちの喜びようを見て、みんなが待っていたことが伝わってきた。そんな日の一戦は絶対に勝ちたい。その思いが、1点差勝ちにつながった。

交流戦まで残り1週間となった。どのチームも交流戦までを1つの節目に置いているだろう。特に借金を抱えているチームは、1つでも減らして迎えたいところだ。「パ・リーグの方が強い」は定説だが、近年はセ・リーグの投手が力をつけてきた。ペナントレースの流れがガラッと変わる可能性もある6カード。勢いを持って迎えるためにも、今週は大事なポイントになる。(日刊スポーツ評論家)

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