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【楽天】浅村栄斗2000安打達成 楽天元監督平石洋介氏が語る「何がすごいって…」


楽天の浅村栄斗選手が平成生まれで初めてプロ野球で2000安打を達成しました。西武から移籍してきた浅村は、楽天での初年度から監督として彼を指導した平石洋介氏に祝福され、その偉業を称えられました。浅村はコンディション管理を徹底し、休まず試合に出続けることを誇りにしてきました。彼のリーダーシップと勝負強さは、チームにも多大な影響を与えています。また、運動や試合で見せる真剣な姿と裏腹に、普段は後輩を大事にする優しい一面もあるとされています。2000安打達成は通過点に過ぎず、今後もそのスキルを発揮し続けることが期待されています。

楽天対日本ハム 2回裏楽天2死、通算1999安打となる左前打を放つ浅村(撮影・垰建太)

<楽天-日本ハム>◇24日◇楽天モバイルパーク

楽天浅村栄斗内野手(34)が平成生まれ初となる通算2000安打を達成した。

浅村が西武から移籍してきた1年目の19年に、楽天で監督を務めた平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)が祝福とともに、浅村の「すごさ」を語った。

  ◇  ◇  ◇

栄斗の2000安打は素直にうれしいし、本当にすごいと思う。栄斗の何がすごいって、レギュラーの自覚。簡単に「休みます」と言わない。毎日、試合に出続ける責任を持ってやっている。例えば死球を受けた翌日も少しでもいい状態で出られるよう、ぎりぎりまでコンディションを整える。無理と思えばストップをかけるのが首脳陣の仕事だけど、「痛い」と決して言わないし、態度にも出さない。だから、レギュラーとして信頼される。

僕が監督を務めた19年も、弱い面を見せることは1度もなかった。全試合に出たけど、打順を組むとき、まず「3番浅村」から決めていた。軸にと考え、初回から打席が回るようにした。当時の楽天は、島内、岡島、銀次と左の好打者はそろっていたけど、右の軸がいなかった。だから逆方向にも大きな当たりを打てる栄斗が加わったことで、非常に助けられた。

印象に残っている場面がある。3、4点差で負けていた終盤、栄斗がカウント3-0からセンター前にヒットを打った。1点差なら打ちにいって当然だけど、3、4点も負けている終盤に3ボールから打ちにいった。ランナーをためようとするのが一般的だけど、栄斗はそうしなかった。

僕も「待て」のサインは出していなかった。なぜかというと、栄斗の場合、一振りでガラッと雰囲気を変えてくれる。スイングを仕掛けたり、実際にヒットを打ったりすることで、仲間に勇気を与えてくれる。そういう選手。リスクはある。3ボールから打って凡退したら、「何、考えているんだ」と言われかねない。だけど、全く迷わずスイングにいった。しかも、そのときはバッティングの状態が決して良くはなかった。それでも、自分が打って雰囲気を変えてやるぞと。あのスイングを見て、「本当に根性があるな」と思った。もちろん、いつも3ボールから打っているわけじゃない。あの試合は僕の意図をくみ取って、迷わず振ってくれた。

普段から口数は多くないし、人見知りもするタイプ。ぶっきらぼうでつんつんしていると思われるかもしれないけど、実は逆。後輩の面倒見はいいし、周りと争うのも好まない。かわいらしい一面がある。残り2本となって足踏みしていた福岡でのソフトバンク戦前に「気持ちの変化は全然ないのか」と聞いた。そしたら「ついに出てきました。あります」と。14日に3本打って、残り3本となってから急にきたと話していた。栄斗ほどの選手でも、そう思うのだから、やはり2000安打というのは偉大な数字。でも、もちろん、栄斗には通過点。これからも打ち続けて欲しいし、打ち続けてくれるはず。それでも、こう伝えたい。

栄斗、本当におめでとう!(日刊スポーツ評論家)

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