starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【横浜】オリジナル10対決制し12戦ぶり白星 勝ちたい一心から「ケチャップ・ドバドバ」3発


J1第18節、横浜F・マリノスはホームで鹿島アントラーズに3-1で勝利し、7連敗の悪循環から脱出しました。前半4分に永戸勝也のゴールで先制し、続いてYマテウスが2得点を挙げる活躍を見せました。この勝利により、チームは3月以来の白星を飾り、リーグ戦で貴重な勝ち点3を獲得しました。守備面ではGK飯倉やDF陣が奮闘し、鹿島の決定機を防ぎました。試合後は最年長の飯倉が「諦めずに戦った」と述べ、チーム全体の戦術変更が功を奏したことが示されました。この試合を機に、横浜は今後の浮上を目指します。

横浜対鹿島 勝利しチームメートと笑顔を見せる横浜山根(撮影・宮地輝)

<明治安田J1:横浜3-1鹿島>◇25日◇第18節◇日産スタジアム

最下位の横浜F・マリノスが、ついにトンネルを抜けた。

7連勝中の首位鹿島アントラーズをホームに迎え、DF永戸勝也とFWのYマテウスの2ゴールで3-1と快勝した。連敗を7で止めるとともに3月16日のG大阪戦(2-0)以来12試合ぶりの白星となった。1993年のJリーグ創設時の「オリジナル10」でJ2に降格したことがないのは横浜と鹿島だけ。その名門対決を制し、今後につながる勝ち点3を手にした。

   ◇   ◇   ◇

なりふり構わずゴールへ向かった。横浜の選手たちは異口同音に「内容よりも結果」。思いも行動も一致。それが立ち上がりからのゴールラッシュとなった。

前半4分、こぼれ球を永戸が右足で蹴り込み均衡を破った。同13分には流れるようなパスワークから最後はYマテウスが左足で決めた。27分にはAロペスのパスからYマテウスが芸術的なコントロールシュートをゴール左隅へ。開始30分で勝負の行方を方向付けた。

かつて本田圭佑が口にした「ゴールはケチャップのようなもの」。苦しんだ2カ月間がうそのように、ゴールが次々と生まれた。まさしく「ケチャップ・ドバドバ」状態。攻撃が決まると守備に相乗効果をもたらした。GK飯倉、DF松原、デンを中心に全員が身をていして守った。シュート数は8本対12本。数字以上に鹿島に多くの決定機を作られたが踏ん張った。集中力が切れなかった。「勝ちたい」。その一心だった。

38歳の最年長、飯倉が言う。「とにかく今日は闘うと決めてきた。諦めず応援してくれるサポーターのためにも、俺らが先に諦めてしまったら申し訳ない」。勝てなくなり、自然と気持ちは受け身に回っていた。主体性や積極性を取り戻すため前節神戸戦から戦術を変えた。縦へのロングボールを増やし、セカンドボールの回収からゴールを目指す。いわば球際の強度をより意識した戦い方。松原は「90分間、誰がどの選手にマークすると分かっていてもうるさく常に確認し続けし、声を出し合った」。勝負を突き詰め、当たり前のことを徹底した。

J元年から33年間、先人たちが築いてきた「トリコロール・プライド」は滅びない。オリジナル10対決で横浜は息を吹き返した。献身的に走り続けた遠野は「首位の相手に勝てたのは大きいが、まだまだ足りないし、一喜一憂しない」。この1勝を浮上のきっかけとする。【佐藤隆志】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.