
<スペインリーグ:Rマドリード2-0Rソシエダード>◇24日◇最終節◇サンティアゴ・ベルナベウ
【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・マドリードが最終節でレアル・ソシエダードを2-0で破った。
今季限りでチームを去るカルロ・アンチェロッティ監督(65)、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(39)のホームラストマッチを勝利で飾り、2位でシーズンを終えた。エースFWエムバペ(26)が2得点の活躍をみせ、リーグ得点王をほぼ確実にする31ゴール目に到達した。
アンチェロッティ監督は最後の指揮を終えて「レアル・マドリードのファンとしてここを去る」と語った。
試合後のインタビューでの一問一答は以下の通り。
-Rマドリード監督としての最終戦に臨んだことについて
「本当に幸せだし、大きな誇りを感じている。素晴らしい月日だった。ここで過ごした人たちのことを誰1人忘れることはできない。忘れられない思い出になるだろう。私は人々の愛情、偉大なクラブで長年監督を務めたという誇りを胸に刻み、レアル・マドリードのファンとしてここを去る」
-Rマドリードはどんな存在か?
「自分の家であり家族のようなものだ。6年間そうだった。我々はタイトルだけでなく、クラブや会長と一緒に築き上げた雰囲気のおかげで、素晴らしい時間を過ごすことができた。Rマドリードは他のどのクラブとも違う家族だ。スタジアムでもバルデベバス(練習場)でも、どこにいても家族のような雰囲気を感じられたからね。私は本当に楽しい時間を過ごすことができた」
-監督として2期に渡ってRマドリードで成功を収めたことについて
「クラブ、選手、私との間には良いつながりがあった。Rマドリードには並外れた選手たちがいたし、このクラブには今後もそのような選手たちがいるだろう」
-感動的な日を過ごしたことについて
「今日は本当に感慨深い日だ。欧州チャンピオンズリーグで優勝した時、このような感動が生じることはない。これはとても強い感情だ。とても幸せだし満足しているよ。この家族の一員になり、このクラブの歴史に名を刻めることは名誉であり喜びだ。それが初日からの目標だったし、それを実現することができた」