
レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)が来季の指揮官候補に挙がるシャビ・アロンソ氏について、「世界最高の監督の一人であることを証明したので、あらゆる扉が開かれている」と言及した。
Rマドリードは11日にアウェーで行われるスペインリーグ第35節でバルセロナと対戦する。この試合前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
アンチェロッティ監督はまず、勝ち点4差で首位に立つライバル相手に逆転優勝を目指す大一番に向け、「チームは希望に溢れている。我々はこの試合に多くのものを懸けて戦うが、うまく成し遂げられるという自信がある。バルサとの前回の試合はその前までに対戦した時と比べ、そこまで難しいものではなかった。それは我々に自信を与えている」と言及した。
続いて、国王杯決勝の後半に見せたパフォーマンスが勝利の鍵になるかという質問に対し「バルサは相手を自陣に押し込むので、この手の試合では守備をうまくやらなければいけない。そして自分たちがボールを持った時は相手の弱点を突く必要がある。完璧なチームなど存在しない。細かい点に注意を払わなければいけない」と返答した。
病み上がりのロドリゴと、最近素晴らしいパフォーマンスを発揮しているギュレルのどちらを先発起用するかについては「ロドリゴは復帰し、今週よく練習していた。もう起用できる状態だ。我々にはスタメンの選択肢はあまり多くなく、欠場者がたくさんいるが、メンバー入りする選手は皆、非常にいい状態で臨めるだろう。ロドリゴはアルダ(ギュレル)と同じように重要な選択肢だ」と説明した。
またアンチェロッティ監督は、来季のRマドリード指揮官就任が決定的と報じられるシャビ・アロンソ氏がレバークーゼンの監督を退任すると発表したことに関し、「その記事は読んだ。彼はレバークーゼンで本当に素晴らしい仕事をしていたし、世界最高の監督の一人であることを証明したので、あらゆる扉が開かれている」と言及した。(高橋智行通信員)