
【阪神】阪神園芸「まだ大丈夫でした」21日黒土キャパまだ余裕「試合成立やっぱりうれしい」
阪神園芸はまだ「余力」があった。前日21日の巨人戦(甲子園)はプレーボールから試合終了まで雨が断続的に降り続く悪条件だったが、内野の黒土に水が浮くことなく、9回終了まで行われた。
グラウンドの管理を担当する阪神園芸は悪天候を見込んで、約4時間前に散水を終えて土の状態を調整。あとは水をやらず、キャパシティーに余裕をもたせてプレーボールに備えた。
甲子園施設部長の金沢健児さん(57)は22日、「まだ大丈夫でしたね。試合後に整備できましたから」と明かした。黒土に水が浮いている状態ではグラウンド整備はできない。21日はまだ許容範囲内だったことを表している。試合中は、マウンドと打席付近に砂を入れただけだった。
試合前の天気予報では「5回もつか、どうか」の勝負だったが、試合途中で予報が変わっていき、最後まで遂行できそうな見立てに変わっていたという。試合成立を迎える瞬間は「やっぱりうれしいですよ」と金沢さんは話した。