
<ウエスタン・リーグ:阪神2-2オリックス>◇21日◇SGL
阪神先発門別啓人投手(20)が2試合目の2軍戦先発で7回4安打4三振1失点と好投した。
打ってはラモン・ヘルナンデス内野手(29)が左翼への4号ソロと2二塁打の活躍だった。
試合は延長10回タイブレークの末、引き分けだった。
平田勝男2軍監督(65)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-門別が好投
「先頭打者のフォアボールがね。タイムリーより、先頭打者のフォアボールがもったいなかったけど、この前の新潟の三条より、今日は球に力があった。今日、6回で終わろうかとしていたところが、もう1回いかせてくださいって志願してきたので。そこはもう94(球)やったかな。うん、6回で終わろうかって江草コーチと。そしたら、本人がもう1回、いかしてくださいということだったので。108(球)やろ。ちょうど。除夜の鐘や。100球を超えても、まだ余力があったよね。本人がそういう気持ちというか、強い気持ちで今日は臨んでいたと思うよ。ストレート、良かったよ。で、ツーシームも。左打者にね。課題である左打者に対して。今日、オリックスさんも昨日から左打者が多かったんで、そういった意味では、彼にとってはいいゲームになったと思うな」
-6回の後も、志願して7回を3人で
「そう。そこがね、やっぱり気持ちが入っていた。1点取られたのが悔しかったと思うわ。そういったところが、すごく意気込みというか、1軍での自分の課題とかも含めて向き合ってると思うよね」
-昨日の大敗の嫌な流れを断ち切ってくれた
「昨日の試合は関係ないよ、ファームは。昨日は昨日だよ。嫌な流れなんて、それは1軍が言うことでね。昨日投げた投手は今日反省して。佐藤も今日はストレートばかり、ブルペンで投げていた。それでいいんだよ。ファームというのは、へこたれている暇はないんだよ。1軍やったら今日、昨日の悪い流れを断ち切ってましたねでいいけどな。佐藤や松原とか森木というのは、まだまだそんなに力がないわけだから。今日、佐藤はちゃんとフルペンで真っすぐばかり投げてた。今日の門別が志願していったように、それも志願だよ。やっぱり自分たちからマウンドや、ブルペン行ったり。そういう風になってこさせないとダメ。ピッチャーが今日は岩貞もゲラも悪くなかったよ。1点、キャッチャーの点(延長10回、悪送球で失点)がったけど、あれは経験。島村も経験よ。いかに次の日に取り組むか。そういう姿勢というのが、ファームに必要なところなんだよ」
-2失策の山田も試合後に特守
「順風満帆にいかないんだよ、人生は。いかないでしょう。山あり谷だから面白いんだよ。そうやろ。それがファームだよ。雨も嵐も乗り越えなきゃ」
-ヘルナンデスが本塁打
「いやぁ…。これはもうスゴインデスになってきたね。スゴインデスだよ。凡打の内容もいいもん。最後のは打ち損じやで。打球に角度がついてきたよ。今まではゴロとポテンヒットばっかりだったのが、しっかり間が取れてるしね。彼はいろんなコーチとかのアドバイスを(聞いてる)。非常に素直なんでね。あの辺はみんな親分肌だから。ジーン(アルナエス)とかコンちゃん(コンスエグラ)とかマルちゃん(マルティネス)とかもね。マルちゃん、ヘルちゃん。お前ら言わすなよ(笑い)」
-陽気なお兄ちゃんというキャラクターも魅力
「陽気なお兄ちゃんじゃなくて、そこは自分が見本となるみたいなアレがあるよ」
ープレーで見せるガッツは他の選手にも影響を与える。
「やっぱり盛り上がるやん。そういうところがさ、外国人の日本人にないファイティングスピリット。ああいうのが欲しいんだよ。チームが盛り上がるやんか。そういうところも出てきたよ。俺も楽しみやで。これは1軍監督も見てるでしょうし、ずっと今、いいからね、調子がね」