
<ロッテ2×-1日本ハム>◇18日◇ZOZOマリン
ロッテのドラフト1位ルーキー、西川史礁外野手(22)が延長12回にサヨナラ打を放った。
1死一、二塁から代打で登場。初球のカットボールをとらえ、中越えに適時二塁打として試合を決めた。
初のお立ち台に立つと「これまでことごとくチャンスをつぶしてばっかりだったので、この1打席にかける思いは強かったので、打てて良かったです。ストライクゾーンに来た球は、自分の強いスイングで打つと決めていた。結果につながった良かったです」と喜んだ。
ウオーターシャワーを浴びると「すごくうれしかったです」。サヨナラ打の直後に見せた感極まった表情を問われると「うれしい思いだけ。つないでくれた皆さんに感謝の思いでいっぱい」と言った。
今季は2軍再調整も経験し、試合前時点で打率1割4分5厘と苦しんでいた。
吉井理人監督は「攻める気持ちが一番強い。西川でいきました」と起用に踏み切った考えを示した。
◆西川史礁(にしかわ・みしょう)2003年(平15)3月25日、和歌山県生まれ。龍谷大平安では2年春の甲子園で遊撃手として8強。青学大では3年春に左翼のレギュラーになり、3、4年の春にMVP。24年3月、欧州代表戦で大学生ながら侍ジャパン入り。4年時に春秋リーグ戦、大学選手権、神宮大会の4冠達成。昨年ドラフト1位でロッテ入団。182センチ、88キロ。右投げ右打ち。