
<高校野球春季関東大会:習志野3-2佐野日大>◇2回戦◇18日◇ひたちなか市民球場
習志野(千葉2位)が、7年ぶりに関東大会で勝利を収めた。初回1死から島原雅治外野手(3年)と岡田諒介内野手(3年)の連打で1点を先制すると、5回2死二塁の場面で井上重児郎内野手(2年)が中前への適時打で追加点を奪った。さらに8回に1点を加えリードを広げた。
投げては先発の向井脩人投手(3年)が140キロ台の力強い直球を軸に8回まで無失点と好投。最大のピンチは9回。1死からソロ本塁打を浴び、さらに2点目を与え1点差まで詰められたが、同点は許さなかった。
向井は「テンポよく投げ出したところなんですけど、課題としては後半の体力の切れからの制球力です」と反省点を口にした。
千葉大会では準決勝で市船橋を4-0で破り、6年ぶり13度目の関東大会出場を決めた。「経験値が低いチーム」と小林徹監督は評したが、試合を重ねるごとに成長を示し千葉2位で開催地の茨城に乗り込んだ。栃木1位の佐野日大に1度もリードを許さず初戦突破に、指揮官は「関東大会に出られるからには全部いい経験と捉えて」と次戦への意欲を示した。