
<ヤクルト7-6DeNA>17日◇神宮
DeNA投手陣が踏ん張りきれなかった。連日のシーソーゲームの末に、1週間ぶりの黒星を喫して、連勝は3でストップした。
序盤はビハインドを背負う展開が続いた。先発の平良拳太郎投手(29)が2回2死一、二塁、ヤクルト中村悠に先制適時打を浴びると、3回にも内山の犠飛で2点を先取された。
しかし打線が1発攻勢で援護した。2点を追う4回に佐野恵太外野手(30)が今季140打席目で1号アーチとなる逆転3ラン。「初球から積極的にスイングしようと思って打席に入りました。打球が風に乗って伸びてくれて良かったデスターシャ!」と喜んだ。
さらに1点リードの5回には度会隆輝外野手(22)が右翼席中段へ確信の3号2ラン。今季神宮で2本目となる13試合ぶりの1発で豪快なバットフリップも披露した。「甘い球を狙って振り抜くことができました!良い結果につながり良かったです!」と笑顔の一打で突き放した。
しかし、投手陣が守り切れなかった。平良が5回、サンタナにソロを浴びて5回7安打3失点で降板。続く颯は6回を無失点に抑えるも、回またぎの7回に連打で無死、一、三塁とピンチを招いて降板した。
後を受けた坂本が初球を茂木に捉えられ、逆転3ランを被弾。8回には松尾の犠飛で再び振り出しに戻すも、その裏に宮城が代打宮本に勝ち越し適時打を許した。
9回は守護神石山に封じられて無得点。点の取り合いの末、1点届かずに黒星。引き分けを挟んで3連勝中だったため、5試合ぶりの敗戦となった。