
<明治安田J1:浦和3-2東京>◇17日◇第17節◇埼玉
浦和レッズがホームでFC東京に3-2で逆転勝ちし、3試合ぶりの勝利で4位をキープした。2度リードを許したが、後半35分から試合をひっくり返した。途中出場のMF松本泰志(26)が2得点の活躍をみせた。
スコルジャ監督は「ファンサポーターには興味深い試合になったと思う。高い強度で非常に良い攻撃のプレーがたくさん見られた。終了のホイッスルまで素晴らしいチームワーク、スピリットをもって戦ったチーム全員をたたえたい」と満足げに振り返った。
前半9分にPKから先制を許したが、その後はボールを握って試合を優勢に展開。押し込んでいた同32分に左サイドを崩すと、こぼれ球をDF石原広教が思い切り右足を振り、ゴール右にスーパーシュートを決めて追いついた。
後半も浦和が優位に試合を進めた。しかし、同23分にサイドを崩されて失点。リードを許した。ここから次々と攻撃的ナッシュを投入。同35分に右CKの流れから最後は松本に当たって追いつくと、終盤はサポーターの後押しを受けて攻め込んだ。追加タイム3分にMF関根貴大のクロスに再び松本が反応し、胸トラップから押し込んで劇的な逆転勝ちを収めた。5連勝後、直近2試合は1分け1敗とやや勢いが止まっていたが、見事な勝負強さを発揮して勝ち点3を積み上げた。