
<明治安田J1:浦和3-2東京>◇17日◇第17節◇埼玉
浦和レッズがホームでFC東京に3-2で逆転勝ちし、3戦ぶりに勝利を収めた。試合中、1プレーに2度のVARが介入する珍しい場面があった。
浦和が1点ビハインドの後半35分、浦和の左CKの流れでMF金子拓郎(27)が右サイドから左足でクロスを供給。DFダニーロ・ボザ(27)がヘディングしてゴールネットを揺らしたかに見えた。しかし実際はMF松本泰志(26)が触った得点だったため、VARでオフサイドの可能性があるとして、チェックが入った。結果的にオフサイドはなく、松本のゴールとなった。
しかし東京側は猛抗議。松本の手に当たったのではないかとベンチ、ピッチ上の選手たちが主審に訴えた。試合は中断し、再びVARが介入。松本のハンドを確認したが、反則はないという判断で、最終的に得点が認められた。試合は約8分間中断し、主審がタッチラインまで行き、両監督のもとへ説明してからプレーが再開された。
試合終了間際の逆転弾にもVARが入った松本は「お願いという本当に祈る気持ちばかりで、とりあえずVARがクリアしたときはめっちゃホッとしました」と当時の心境を振り返っていた。