
中日井上一樹監督(53)が15日、オフの「テレビ出演禁止令」プランを明かした。今季は開幕前から故障者続出のチーム状況で「今年故障した選手はシーズンオフのテレビ出演禁止」と一線を引く考えだ。
バンテリンドームでの指名練習中に16日巨人戦(東京ドーム)でプロ2度目の先発をするドラフト1位金丸夢斗投手(22)について話している時だった。「周りがチヤホヤしすぎるのが一番嫌。取り上げてもらえるのはありがたいけど、それでこう(てんぐに)なっちゃうのが一番怖い」と両手でてんぐの鼻をつくりながら話した。
井上監督はマスコミの取材にもファンサービスにも熱心なだけに、選手が取材に協力的なことはもちろん大歓迎だ。ただ、故障してしまうと「そんなんやってるからだろ、と思っちゃう」と、世間の目から選手を守ろうとする親心でもある。「どらポジ」なシーズンを終えた今オフは、しっかりと監督が出演OKな選手を線引きをする。