
<ヤクルト2-1巨人>◇11日◇神宮
巨人は今季初の2カード連続負け越しとなった。
先発の堀田賢慎投手(23)は1球に泣いた。5回まではテンポ良く69球で無失点。だが、6回に先頭岩田に右中間への安打を許すと、中堅手・浅野が打球処理にもたつく間に三塁まで進まれた(記録は三塁打)。1死後に茂木に右中間スタンドに飛び込む4号2ランを浴び6回途中2失点。降板後は「ホームランを打たれた1球が全てです。カウント的にも甘く行くべきじゃない。絶対に厳しくいかないといけない1球でした」と悔やんだ。
阿部慎之助監督(46)は試合後「賢慎は将来的にスーパーピッチャーになれる素質があるから、あの1球で負ける、ボール球を放れなかった、そこは反省しないといけない。先発の仕事はできたかもしれないけど、そこで納得はしてほしくないな」と奮起を促した。
打線はヤクルト先発吉村の前に沈黙した。8回1死から浅野翔吾外野手(20)が2試合連続となる左中間への2号ソロを放ったが、同点、勝ち越しはならなかった。