
<明治安田J1:町田1-2京都>◇7日◇第15節◇Gスタ
京都サンガF.C.がアウェーでFC町田ゼルビアを下し、3位に浮上した。前半39分にロングスローから町田に先制を許したが、後半28分に途中出場のFW平賀大空(20)が頭で決めて同点とすると、同追加タイムにDF福田心之助(24)が蹴り込み劇的逆転勝利。連敗を2で止めて、今季の力が本物であることを再び証明してみせた。広島は湘南にアウェーで0-1で勝利して、連勝とした。
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京都らしく最後まで走り続け、3試合ぶりの勝ち点3を手にした。後半の強さを生かして、試合をひっくり返した。曺監督が「後半、相手の足が止まった時に一気に交代選手で攻める」。プラン通り起用したFW平賀が同点弾。スプリント24本のDF須貝と23本のDF福田が攻撃を活性化させ、最後はゴール前に走り込んだ福田が劇的決着弾。福田は「気持ちが乗ったゴール」と感情を爆発させた。
今季挙げた23得点のうち、16点が後半に決めたもの。圧倒的な運動量がそれを可能にさせ、この日も総走行距離で町田を約4キロ上回った。手応え十分の勝利に福田は「サンガらしい走力を出して勝てた。このサッカーでどんどん上に行きたいと思っている。今日はそれが体現できた」。走る京都が再加速。曺監督体制で積み上げてきた戦いで、上位争いに踏みとどまった。