
<プレミアリーグ:チェルシー3-1リバプール>◇4日◇第35節◇スタンフォード・ブリッジ
優勝を決めていたリバプールはアウェーでチェルシーと対戦し、MF遠藤航(32)が今季リーグ戦18試合目の出場で初めてスタメンに名を連ねた。0-2の後半24分までのプレーで攻守に奮闘したが、チームは1-3で敗れ、4試合ぶりの黒星を喫した。
主力を固定して戦って5季ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプールは、スタメンを大きく入れ替えて臨んだ。中盤はマクアリスター、ソボスライ、フラーフェンベルフの主力3人に代えて遠藤、ジョーンズ、エリオットが先発。だが、開始3分に左サイドを突破され、FWネトの折り返しをMFエンソ・フェルナンデスに右足で決められた。
その後、遠藤は中盤の底で攻撃の組み立てに加わりながら積極的に敵陣ゴール前に進出。前半26分には巧みに相手をかわして左に展開すると、そのままペナルティーエリア内に進入し、FWガクポのパスを引き出した。
後半11分、再び左サイドを突破されたが、遠藤がゴール前で体を投げ出して防いだ。そのこぼれ球をDFファンダイクがクリアしたが、DFクアンサに当たってオウンゴールとなった。
遠藤は0-2となった後も鋭い出足でボールを奪い返し、チームの2次、3次攻撃につなげた。後半24分にエリオットとともにマクアリスター、ソボスライと交代した。
後半40分にマクアリスターの右CKをファンダイクが頭で合わせて1点差に迫ったが、終盤にクアンサがMFカイセドをペナルティーエリア内で倒してPKを献上。それをパーマーに決められて1-3で敗れた。