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東北福祉大・桜井頼7回まで無安打に8回1失点も笑顔なし、自己評価も厳し「30点」…その理由は


仙台6大学野球で、東北福祉大は東北大を9-1で下し、開幕5連勝を飾った。東北福祉大の先発、桜井頼之介投手は8回まで東北大打線を無安打に封じ込める好投を見せたが、8回にソロホームランを浴び1失点となった。桜井は試合後、自身の投球を「30点」と控えめに評価し、ブルペンでの調子の悪さを指摘した。それでも、試合中は力みを抑え、速く見える球を意識したという。また、今季は副主将としてチーム全体を客観的に見ながら、個々の成長にも努めている。ラストイヤーの目標として、3季ぶりのリーグ優勝と日本一を掲げ、「まずはリーグ優勝して、日本一を取りたい」と意欲を見せた。

東北大対東北福祉大 先発した東北福祉大・桜井頼(撮影・木村有優)

<仙台6大学野球:東北福祉大9-1東北大>◇3日◇第4節第1日◇東北福祉大野球場

ライバル同士がともにコールド勝ちで、開幕5連勝を果たした。

仙台大は、今秋ドラフト候補の投打の軸が存在感を発揮。渡辺一生投手(4年=日本航空)が6回3安打1失点、平川蓮外野手(4年=札幌国際情報)が通算5号となる3ランを含む2安打3打点で、東北学院大を9-1で下した。東北福祉大は、桜井頼之介投手(4年=聖カタリナ学園)が8回先頭にソロを打たれるまで無安打投球を披露。東北大を9-1で退けた。

  ◇  ◇  ◇

東北福祉大の桜井頼は8回1失点も笑顔はなかった。「指のかかりが悪くて、思うような投球ができませんでした」と、自己評価を「30点」とした。ブルペンで調子の悪さは目に見えていた。それでも「力感なく投げると球が速く見えるので、力まないように注意しました」と7回まで無安打。8回、先頭打者に1発を浴びるも、表情は一切変えなかった。後続3人を打ち取り、試合を締めくくった。

今季は副主将も担う。意識も大きく変化した。「これまでは自分のことだけで良かったですけど、今年は投手もまとめなくてはいけないので、常にチーム全体を見るようになりました」。投手の練習メニューは学生コーチと決める。おとなしい性格で口数の少ないエースだが、練習中に感じたことも積極的に伝えるようになった。さらに、投手としても成長。「内野の守備位置やバッターもよく見るようになりました」と観察力が養われた。

昨季は春秋ともにライバル仙台大がリーグ優勝。3季ぶりの王座奪還に燃える。「まずはリーグ優勝して、日本一を取りたいです」ときっぱり。ラストイヤーの幕切れは笑顔で迎えるつもりだ。【木村有優】

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