
<阪神大学野球春季リーグ:関西外大5-4関西国際大>◇第5節1回戦◇3日◇ほっともっとフィールド神戸
リーグ初優勝を狙う関西外大が関西国際大にサヨナラ勝ちし、大産大と勝ち点21で並んでリーグ最終戦を迎えることになった。
4-2の9回1死から2ランで勝ち越されたが、その裏に野上隼人捕手(2年=履正社)がサヨナラ犠飛を放って劇勝。「配球を読んで思い切っていきました。(9回の被弾は)自分が要求したところで打たれたので申し訳なかった。余計に自分で決められて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
今節が始まる前に首位で並んでいた大産大がこの日は先に勝ち点を挙げていた。プレッシャーもかかる中だったが、野上は「産大さんが勝っても負けても自分たちは気は張るだろうなと考えていた。今日勝たないと意味ないと思っていたので、個人的には目の前の試合に集中して入れた」と一戦必勝で勝利をもぎ取った。
1部に復帰して2季目を戦う。昨春は2部リーグを戦っており、「1年前は1部にいけるかどうかというところで争っていて神宮という言葉すら出てこなかった」と振り返る。
今春はリーグ8連覇中だった天理大が優勝を逃し、優勝争いは大産大との2大学に絞られた。4日も大産大-甲南大のあとに関西外大が関西国際大と試合を行う。野上は「産大さんも手ごわいので勝ってくると思う。自分たちも負けずに勝つことだけを考えていきます」と力強く話した。